家の傾き修正は火災保険・地震保険の対象?補助金は使える?
- 投稿日:2026年 2月21日
- 更新日:2026年 2月21日
- テーマ:知識
はじめに
家の傾き修正工事と聞くと、
「費用が高そう」「全部自費になるのでは?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際にご相談を受ける中でも、
「保険は使えますか?」
「補助金はありませんか?」
というご質問は非常に多く寄せられます。
結論から言うと、
家の傾き修正が保険や補助金の対象になるかどうかは、原因によって大きく異なります。
この記事では、
- 火災保険
- 地震保険
- 自治体の補助金
それぞれについて、対象になるケース・ならないケースを分かりやすく解説します。
火災保険は家の傾き修正に使える?
火災保険が適用される可能性があるケース
火災保険は「火災」だけでなく、以下のような自然災害も補償対象に含まれていることがあります。
- 台風や暴風による被害
- 大雨による土砂崩れ
- 洪水・浸水
- 落雷・雪害 など
これらの災害が原因で地盤が緩み、家が傾いた場合には、
火災保険が適用される可能性があります。
ただし、
「傾いた=必ず使える」というわけではなく、
災害との因果関係を証明できるかどうかが重要になります。
火災保険が使えないケース
一方で、次のような場合は火災保険の対象外になることがほとんどです。
- 経年劣化による地盤沈下
- 建物の老朽化
- 施工不良が原因の傾き
- 少しずつ進行した沈下
これらは「自然災害による突発的な被害」ではないため、
保険の適用は難しいケースが多くなります。
地震保険は対象になる?
地震が原因で家が傾いた場合
地震保険は、地震・噴火・津波による被害を補償する保険です。
そのため、
- 地震の影響で地盤が沈下した
- 地震後から明らかに傾きが発生した
といった場合には、地震保険の対象になる可能性があります。
注意点|全額補償されるとは限らない
地震保険では、建物の損害状況に応じて
- 全損
- 大半損
- 小半損
- 一部損
といった区分で支払額が決まります。
そのため、修正工事費用の全額が補償されるケースは多くありません。
「一部補償が出る可能性がある」という認識が現実的です。
自治体の補助金・助成金はある?
地域によっては補助制度がある場合も
自治体によっては、以下のような目的で補助制度を設けているケースがあります。
- 住宅の耐震化
- 地盤改良や安全対策
- 老朽住宅の改修
家の傾き修正工事が、
耐震性向上や安全確保を目的とした工事と認められた場合、
補助金の対象になる可能性もあります。
ただし、
- すべての自治体で実施しているわけではない
- 年度や予算によって内容が変わる
といった点には注意が必要です。
保険・補助金を使うために大切なこと
① 原因を正しく把握すること
保険や補助金の判断は、
「なぜ家が傾いたのか」が非常に重要です。
見た目だけでは判断できないため、専門業者による調査が必要になります。
② 早めに相談・確認すること
時間が経つと、
- 災害との因果関係が分かりにくくなる
- 保険申請期限を過ぎてしまう
といったケースもあります。
「もしかして...」と思った段階で、
早めに相談・確認することが大切です。
まとめ|まずは「使えるかどうか」を知ることが第一歩
家の傾き修正が保険や補助金の対象になるかどうかは、
- 傾きの原因
- 発生時期
- 契約内容・自治体制度
によって異なります。
すべてが自費になるとは限りません。
一方で、必ず使えるとも言い切れません。
だからこそ、
「工事をする・しない」の前に、
まずは原因を調べ、使える制度があるかを確認することが重要です。























